コラム 年々薄れ行く、お正月感。
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は色々とお世話になりました。
また本年も格別なお引き立てを賜りますよう
心よりお願い申し上げます。
YSP杉並南 店長@早瀬
どうもお世話になっております。繰り返しますが、店長@早瀬です。
昨年より始まりましたこのブログ、今年はもっとパワーアップして、更にバイクと、かけ離れた内容でお届けをしたいと考えております。
という事で今年も始まりました、2008。
昨年は皆様にとって、どのような一年だったでしょうか。
この年末年始(お正月休み)に何回、「一年が早い」と口にした事かわかりません。皆様は如何でしたでしょうか。
その早さは、年を重ねれば重ねる程に、強くなるとも言われております。
子供時分の年月経過、それは清らかな川の流れの様に、ゆったりとしたもので「まだ4年生か・・」などど真剣に考え、憧れの中学生になれるのは何十年先になるんだ!
と・・今もそうですが、訳の解らぬ事を子供の頃から言っていたのです。
ここ近年、子供の頃自分は、ちょっとおかしかったのではないかと考え始める始末です。それだけ時の流れのスピードに驚いている今日この頃であります。
昔から私が、年末を感じるアイテムをご紹介致しますと。
TVでは「食べる前に飲む」の胃腸薬のCMが始まり「♪お正月をっ映そうっ、フ○カラーで・・」なんて始まると(いよいよ歳末だ)という感じがしてきます。
他にも「佐野厄除け○師」や「正解は!越後○菓」なんていうのも、一気に年が暮れていく印象を濃くします。
また、街のあちらこちらでは、様々な歳末の光景が見て取れます。
例えば・・・
「お正月のお飾りを売っている仮設で出来たお店」
こんなおじさんが、いるわけです。
あのお店を見ると店長@早瀬はしみじみと、そして強烈に、年末感を覚えるのであります。お店のおじさんが「ああ、寒い」なんて言いながら練炭の火で、手を擦り合わせていたりしたら、もう百点満点。確実に表彰台です。あとは・・・
「年末ジャン○宝くじ、本日まで」
これも結構来ますね。なんか皆あわただしく、せわしない状況なのですが、なぜか顔には若干の笑みを帯びている・・・
売り場窓口では
「続き番号で10枚ください」
「ありがとうございましたー、大きく当たります様に!」
ウーン、年末な感じダゼ!。
「すみません。バイクの点検とオイル交換を年内にお願いしたいんですけど」
これは究極です。
全国の、いやいや。世界中のバイクショップの方々がこのフレーズを、お客様から聞いた時
「いやー、、、ねんまつだなぁ・・うん」
と全身に染み渡る程、年末にどっぷりと浸かる筈であると、私は信じて疑わないのであります。そして、
仕事納め → 自宅の大掃除 → 年末の買出し、などなど、年末感はどんどんスピードを上げ、更に加速し、最大出力を迎えようとするのです。
うぃーーーーーん!って感じかな。
大晦日→紅白歌合戦→年越そば、あちらこちらでカウントダウン。
「今年も終わりか」等と少々ブルーな気持ち。うれしくもあれば、なごり惜しい気持ち。まるで、8時間鈴鹿耐久ロードレースのゴールシーンのようです。
一年が終わり、新しい年を迎えます、翌朝。
「あけましておめでとうございます」
ここからです!本題は
ずいぶんと長い前振りになってしまいました。
大した本題ではないのですが、本題に入るきっかけを次々と失い、ずるずるとここまでやって来てしまいました。
皆様ここ最近、お正月の感じが非常に薄くなった感じはございませんか?時代の流れで、仕方がないのかもしれませんが、非常に寂しい限りであります。
その昔お正月や、三が日と言えば、どこの店も閉店、閉店、閉店の嵐。
閉店の嵐というのは、静かなのか
やっているお店といえば代表的なのが、「おもちゃ屋さん」でしょうか。あと、私の記憶では・・・
酒屋さん。
お茶と海苔のお店。
おすし屋さん。
ぐらい ・・ だったかな。
他にありましたら是非メールを下さい。ブログで紹介させて頂きます!
結局、どこも店がやってないので困ってしまう事が良くありましたね。
一番困るのは、子供の風邪による、急な高熱。
お正月感が漂うお話を一つ。
街の小さな薬局の裏口。自宅側のドアをたたく中年の女性。
「夜遅くにすみません!薬を売ってほしいのですが」
黒縁メガネを掛けた丹前を着たおじさんが顔を出す。
「今何時だと思ってるの、明日にして下さい」
女性は諦めない。
「子供が熱を出しまして」
「なに、子供が熱!」
わざとらしいミニ劇場、シツレイ致しました。
という事で、大事には至らず解決。
そして、その思い出は子供が大きくなっても正月になると必ず話題となり、「こいつは、まだガキの頃・・」と始めると。
「お父さん、もうその話やめてよ」
「がははは!」
という、非常にアットホームな雰囲気で新春の夜は更けていくのでした。
とにかく、どこの店もやっていないので、非常に不便でありました。
しかし、その「不便さ」がたまらなく、お正月感を盛り立てていた訳です。しかし今は何もかもが便利になり、かなりの店が元旦から営業。お正月の感じなんか微塵も感じない、「三が日」という日本の伝統みたいなものはどこへ行ってしまったのでしょうか、この上なく寂しい限りでございます。
それでは具体的に、どこら辺が積極的に、お正月感を薄めているのでしょうか。
まず。
スーパーマーケット。
これはいけません、「スーパーが休み」というのが、私の中のお正月感をピークに盛り上げる、重要なファクターの一つであったといっても過言ではありません。
「ヨーカド○ー、もうやってるかなー」
「もう、やってるんじゃないの、帰り寄ってみようか」
謹賀新年 新年は3日より営業を致します。
「やってねーじゃん」
「ごめんなさい・・・」
このように、いつもなじみのスーパーが閉店をしているという事で、極めて険悪なムードになり、口数少なく下を向き、寂しそうな感じで、とぼとぼ歩くことになる。
しかし。
これも非常に大切なアイテムです。「もうやっているのではないか」という期待を膨らませば、膨らませるほど、閉店したときの落胆は大きくなるのです、が・・
次回行った時の喜びは、計り知れないものがあります。
「やったー!開いてるよ、スゲー」
「うれしい、今日はカレーライスにしようか」
「やっぱり、ヨーカド○ーだよな」
という、感動に出会える訳です。
新年早々バカ話でスミマセン
今は元旦から営業をしているスーパーがほとんど。
確かに便利ではありますが、先程の男女が味わう感激/感動/感涙は無いのです。何とかならないでしょうか。
ある年末、ヨーカド○ーさんあたりが。
年明けは皆様に、あの感動/感激をもう一度味わって頂きたく
三が日は全店、閉店とさせて頂きます。
不便さを是非、心行くまでご堪能下されば幸甚でございます。
これが大成功となる。
新春営業初日は全国のヨーカド○ー店舗の前に、開店前からうじゃうじゃと開店を待つお客でごった返す。
新聞各誌一面にには「お客の心を読み取った戦略が大当たり」や「ヨーカド○ー大胆にも三が日を閉店、お客の心を掴む」など、大変な話題となる。
そうなると周りの大手スーパーは右ならえ。
翌年は、ほとんどの大手のスーパーが三が日を休むという、今となっては、異常な現象となるのでした・・・
そうなって欲しいと、考えみましたが、いかがでしたでしょうか。
いただけません
続きまして。
コンビニエンス・ストアの出現。
これも重要です。
24時間いつでも開いている、しかも年中無休。
これがコンビニ。
当然ですが、盆暮れGW構わずにやっています。(もしかしたらシャッターって付いているのでしょうか。今度確認してみます。)
この「いつでもやっている」というのが、お正月にとって手を付けられぬ程、やっかいな存在なのです。
いまさらですが、あの狭い店内に、とりあえず必要となりそうなものが何でも売っています。更に、買わなくても良いようなものだが、見るとつい、買ってしまうような物が売っている。これもまた手に負えません。
つい「ふらっ」と入ったら、これ最後。必ずビニール袋を提げて店から出てくる羽目になります。
昔は、三が日が明けないと、街は目を覚まさなかったので、食べるものはお節料理と、正月料理。(飽きるんですね、これがまた)
昔は我慢をし、3日間はそれをひたすら食べて4日目にようやっと、違う食べ物に在りついた気が致します。(おせち料理が続いた後って、なんだか無性にカレーライスが食べたくなるというのは私だけでしょうか)
先程のスーパーの話題でもそうでした。
ですが、コンビニは更にその上を行く存在です。
暖かいおでん、温かい揚げ物、ちょっとチンすれば即、食べられるお弁当、ケーキ、おつまみ、ビール・・・。
我慢して1月4日を待つ事も、飽き飽きしたおせちを食べる事もしなくて良くなってしまったのです。
だからダメなんです!
新春の3日間は、最初は美味しいけど後半は、見るのも匂いを嗅ぐのも遠慮したくなってしまう、正月料理を食べないといけないのです。そこで晴れて4日を迎え、カレーライスを食す。だから旨いんです!
それを、早い人だと2日目の15時頃から挫折し始め、
「ちょっとコンビニ、のぞいて来るわ」
「悪いけど、おでん買ってきて,つゆだくで。あとボンカレーも」
なーんて、生ぬるい会話が正月早々聞こえてくるのです。
忍耐 という言葉が、どこかへいってしまったという事でしょうか。
「便利さ」が人を助けるのではなく、便利さが人を堕落、破滅に追いやるのでした。
コンビニの話をそこまでもって行くな!
えっ?元旦から営業している、おすし屋さんはどうなんだって?
あれはいいんです!
正月元旦、がらーんとした道路を、きれいな白衣姿で自転車を全開で漕ぎ、さっそうと走り抜ける・・・
これぞ日本のお正月って感じじゃぁ ありませんか。
そんなご質問をされている様では、まだまだ何も解っちゃいませんね。
勉強をして下さい、勉強を!
誰に言ってるんでしょうか
急速な時代の流れは、どうしても伝統のようなもを省略していく趣があります。
「昔は良かった」と言うと、おじさんの仲間入りと言われますが、何か哀しい気持ちになったり致します。
とは言うものの、普段はパソコンを使い、バイクや車に乗り、何不自由なく毎日が過ぎて行きます。
便利になればなる程、昔の不自由な事が、懐かしく良く思えてくるのかもしれません。映画「ALWAYS 3丁目の夕日」の大ヒットを思えば納得が出来ます。
何もかもが便利になっても、最後は人と人。
お客様との繋がりを大切に、YSP杉並南は今年も頑張って参りますので宜しくお願い致します。